世界へ発信!ニュースで英語術 その2 ━役に立つウェブサイト━
今日はこの「ニュースで英語術」というサイトを使って、私が行っていた勉強法をお知らせしたいと思います。
私はこのサイトを逐次通訳の練習のために使っていました。
1. 動画でアナウンサーの音声を流し、メモを取る
2. そのメモを元に英→日逐次通訳をする自分の音声を録音
3. 英文・和文のスクリプトを見て、自分の逐次通訳音声と比べどれくらい取れたか確認する
4. 動画のアナウンサーの音声ではなく、「通常」の音声でシャドウイングをする(往々にしてアナウンサーの音声は早いのでそうしてました)。そのシャドウイングをする自分の音声も録音。きちんと言えるようになるまでそれを繰り返す。
5. その後和文のスクリプトを自分で読み上げて録音。それを聞いてメモ無しで日→英通訳する。
6.余裕があるときは、Flashcardsの項目を使って、単語テストをする
短いニュースですが、この上記6つを全部やるとかなり疲れるし、時間もかかりました。時間がないときは、英→日のメモ取り→通訳→シャドウイングで終えていました。時々「和文の読み上げ音声もサイトで用意してくれたら完璧なのに」と思ったりもしましたが、さすがにそれは要求し過ぎですよね。
目的が通訳練習ではなく、リスニングやスピーキングの場合も、シャドウイングをして録音することをお勧めします。録音すると嫌になるくらい自分の欠点がはっきりとわかります。また自分では言えているつもりでも、実は全然言えてないということに気づくことができます。
英語学習において、録音して自分の話す英語がどんなふうに聞こえているかということを客観視することはとても重要だと思います。私も録音して自分の英語を聞くまでは気づけなかった欠点がたくさんあります。そしてそれは日本語でも同じことが言えます。盲点かと思うのですが、自分の日本語の癖や聞きにくい発音は案外気づかないものですし、誰も注意してくれないと思います。
それと録音すると、いわゆるフィラーという「あー、うー、えー、えっと」を自分がどれくらい言っているかに気づくことができます。これは極力言わないようにしたいものです。聞いている人にはとても耳障りなものですから。
話が録音の方に行ってしまいましたが、「英語術」は本当に使いでのあるサイトですので、どんどん利用して英語上達に役立ててください!
世界へ発信!ニュースで英語術 ━役に立つウェブサイト━
英語学習に役に立つウェブサイトのシリーズその2です。
今日ご紹介したいのはNHKの「世界へ発信!ニュースで英語術」です。おそらくNHKの教材を使って見える方、多くの英語学習をしている方には有名なサイトではないかと思います。それくらいこのサイト、すごく良くできているんです!これが無料って太っ腹だと思います。もしまだ使ってないのであれば、ぜひ一度見てみることをお勧めします。
www.nhk.or.jp月曜日から金曜日までは毎日更新されて、新しいニュースがアップされます。時々お休みに入って、「アンコール放送」と第して過去のニュースが再びアップされるときもあります。ちなみに3月の記事の数を数えてみたら21ありました。ゴールデンウィークの入った5月も祭日関係なく月~金で更新されていました。
何が言いたいかといいますと、社説もですが、頻繁に更新されるサイトを使って勉強すると、うまく習慣にできた場合、やってない記事があると気持ちが悪い、落ち着かない、という気分になることです。とりあえず一日一記事と決めてやっていくと、何かでできない日があった場合は、翌日にがんばって記事ふたつ片付けよう、となればしめたものです。またこの「英語術」の場合、土日は更新がお休みになるので、そこで溜まった分を片付ける感じでもいいでしょう。
話が横道にそれました。見てもらえばわかりますが、このサイトでは動画でアナウンサーのナチュラルスピードのニュースが聞けます。まあ、たいていはかなり早いです。聞き取れなかったり、聞き間違えてもがっかりすることはありません。動画の下に英文スクリプトがあり、その右上に「通常・ゆっくり」とスピードを変えて同じ内容を聞くことができます。(赤い丸をつけているところです)
またラジオ番組として「英語術」を聞きたければ、動画の真下にあるボタンをクリックすると聞くことができます。ニュースの内容を丁寧に解説してくれます。上記のキャプチャは5月31日のニュースで、このブログを書いている時点では最新のものです。ただこのニュースも翌週の金曜日になると「過去のニュース」という項目に移動して、動画やラジオは聞けなくなってしまいますので、ご注意を。
このサイトは他にも機能がいっぱいあります。
スクリプトの下に「Flashcards」「センテンスごとに…」「キーワードで…」と並んでいて、クリックするとFlashcardsなら上記のようにニュースに出てきた単語の問題が次々と出て、しかもこれは時間制限があるので、正確に時間内にタイプしないと☓となってしまいます。これはなかなかスリルがあって楽しいです。全問題終えると最後に自分の正解率を確認できます。あとの2つは私は使ってないですが、詳しく学べていいと思います。
私がこのサイトを一押しするのは上記のように色々機能がある、ということもありますが、なにより「和文」がある、というのが大きいです。英文、和文、音声の3つがまんべんなく揃っているというのは、すばらしいです。この和文は英文の完訳ではないのですが、自然なニュースの和文になっており、照らし合わせて用語を学ぶのに最適と思います。サイトラに使ってよし、シャドウイングに使ってよし、また短いので、リプロダクションと呼ばれる文章の暗記に使うのにもいいのではないでしょうか?
明日はこのサイトを使っての私の勉強法などお伝えしたいと思います。
社説でサイトラ ━役に立つウェブサイト━
今日はガジェットを紹介しようと思ったのですが、ウォークマンNW-WS610シリーズ以外だと、特徴のあるものを使っていないことに気づきました。iPad, iPod, ワイヤレスイヤホン等ごく一般的なものばかりです。
そこで予定を変更して、英語学習に役立つサイト、自分が実際に使って効果を実感したサイト、そして今も使い続けているサイトを紹介したいと思います。
まず今欠かさずやっているのは読売新聞の社説のサイト・トランスレーション、略してサイトラです。日本語の社説とその英語版が読めます。
the-japan-news.com(記事は一定期間を過ぎるとプレミアムメンバーにならないと閲覧できなくなるようです)
サイトラは文章を一つの意味のかたまりで前から訳していくやり方です。最初は多少日本語として変であっても、とにかく後ろから戻って訳さずに前から訳すことを目的とします。大半の人は英語を日本語に訳す方が、英語を日本語にするよりやりやすいかと思いますので、英→日の例でいくと、2019年5月30日の読売の社説英語版「European Parliament election results show trust in EU not yet fully restored」からの一文ですと、
The EU must produce concrete results/ on such imminent issues /as refugees, security and economic disparity among EU countries,/ and restore confidence in the EU.
欧州連合は具体的な成果を生み出さなければならない / 喫緊の課題に対して / 例えば難民、治安問題、域内の経済格差等について / そして連合内で信頼を回復すべきなのだ。/
社説の日本文の方は実際には以下のようになっています。
「難民、治安問題や域内の経済格差など、喫緊の課題で具体的な成果を上げ、信頼を回復していくことが求められる。」
日本の新聞の社説なので日本語のほうがオリジナルだと思いますが、英文にするとかなり語順が変わっています。頭から訳すことができると何がいいかと言うと、耳で聞いたときにも理解が早くなります。
これを日本語→英語、英語→日本語、と両方やると時間はかかりますが、続けていくと背景知識もつきますし、かなり力がつくと思います。と言っても、最初はなかなか難しいと思いますので、もし社説がしんどいなあ、と感じるなら、他にも良いサイトがありますので、明日紹介しますね。
余談ですが、私が学生の頃はサイトラなんて勉強法は学校で教えてもらえませんでした。なので、通訳学校でサイトラを知ったときは衝撃でした。でも娘に聞いたら、今は高校でも普通に習うのだとか。それはそれで、またショックでした。
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今日もpodcastを紹介していきます。
・解説!1日5分ビジネス英語
www.wisdomsq.comマット竹内さんが工夫をこらしながら英文の解説をしています。ビジネス英語とうたっていますが、わかりやすい内容で丁寧に教えてくれます。BBCやABCといった英語オンリーのpodcastに疲れたときには日本語で解説が聞けるのが楽でいいです。
・6 minutes english
www.bbc.co.ukこちらもBBCの番組の一つですが、キャスト二人の掛け合いで様々なトピックを取り上げています。最初にトピックに関連したクイズが提供され、番組の最後で答えが聞けます。タイトル通り6分の番組なので時間のないときにもサクッと聞けます。
・伊藤洋一のRound Up World Now
podcasts.apple.com昨日も内容については触れましたが、このpodcastは直接英語とは関係ない日本語の番組です。ただ5/31の内容を見ても「日米首脳会談、欧米自動車大手FCA、仏ルノーに経営統合を提案、米財務省、半期為替報告書の「監視リスト」に日本・中国など9カ国」等時事問題が鋭い切り口で語られるのが面白いですし、少しこういった内容を知っていると話題になったときに焦らずにすむという利点があります。
今はもう数え切れないくらい英語関連のpodcastがありますし、選ぶのが楽しい反面、多すぎて面倒に感じたりもします。これまでいいと聞いたpodcastを色々聞いてきましたが、今のところ上記に紹介した番組を長く聞き続けています。またいいpodcastを見つけたら随時紹介したいと思います。
私はiTunesに登録して自動更新して聞いてますが、アンドロイドのスマホアプリでも聞けます。もうiTunesでダウンロード→ウォークマンに入れてながら聞き、という形に慣れてしまったので、未だにスマホアプリの方はうまく使いこなせてないです。スマホで聞いたほうが早送りや巻き戻しもできて便利なのはわかってるんですが…。
私が入れているアプリは Podcast & Radio Addict (アンドロイド用)
play.google.comアプリもたくさんあるので、色々試してみて、しっくりくるのを選ぶのがいいと思います。
さて、明日からはガジェットについてお話したいと思います。
どんなpodcast聞いてますか? 2
さて、今日も引き続きpodcastのお話です。
昨日ご紹介したpodcastについて詳しくお話します。
・English News- NHK world radio Japan
www.nhk.or.jp言わずもがなNHKの英語ニュースです。日本の主なニュースが聞けるのですが、一番の目的は「日本にしか存在しないようなものをどう英語で言うのだろう」ということです。政策名であったり、日本の伝統的なものであったり、日本のみで流行しているものであったり。例えば安倍政権の目標のひとつでもある「女性が輝く社会」は"a society in which women shine" で割とそのままな訳ですが、それが確認できるわけです。
www.bbc.co.ukイギリス英語に慣れておくためと、イギリス目線での世界のニュースの見方を知りたいということもあります。ちなみにBBCニュースで「日本のひきこもり」が取り上げられた時アナウンサーが「ひきこぉぅもぅるぃ」みたいな発音でそのまま日本語を使っていたのが衝撃で笑ってしまい、英語の方を忘れてしまいました。イギリスのニュースは傾向として、アメリカと比べると少し皮肉でブラックジョークが混じることが多いように思います。そこが面白いところでもあります。
・Grammar Girl Quick and Dirty Tips for Better Writing
podcasts.apple.comタイトル通り文法について詳しく教えてくれます。かなり突っ込んだ内容のときも多くて、聞いてて難しいと思うこともしばしば…。すごく印象に残っているのが、残念ながら文法のためになる話ではなくて、このキャストの方が出した本の誤植だかミススペルだかを逐一あげつらって報告してくる人がいたらしく、そのことに非常に腹を立てて「やめろ」とかなり不機嫌な口調で話していたことです。だいぶ前の話で記憶があやふやなんですが、利用者・オーディエンスに向けて怒りを隠す気がないというのが新鮮でした。
・Hard talk
www.bbc.co.ukBBCのインタビュー番組で動画もあります。各界の著名人や話題の人を招いて掘り下げた質問をします。インタビューされる人についての背景知識がないと難しいかもしれません。
・World News Tonight with David Muir
abcradio.comアメリカのニュース番組です。BBCと続けて聞くと、発音から雰囲気から全く違うので面白いです。イギリスが重厚でシニカルなら、なんかノリが軽いのがアメリカと感じます。心持ち早口で話す傾向があるかも。色々なコーナーがあるんですが、金融、ハウジング、天気、スポーツ等、そしてCMも入ります。「母の日に花とチョコレートを送りましょう。今なら29.99ドル!このキャンペーンは明日までです!」とかやってます。
長くなってしまったので、残りはまた明日に続きます。
どんなpodcast聞いてますか?
今や英語学習にpodcastは欠かせないもの、と言っても過言ではないと思っています。私にとってのpodcastはとにかくすきま時間を埋めるものでもあります。
私がiTunesに登録して聞いているpodcastの例を上げますと、
・English News- NHK world radio Japan
・Grammar Girl Quick and Dirty Tips for Better Writing
・Hard talk
・World News Tonight with David Muir
・解説!1日5分ビジネス英語
・6 Minutes English
上記は英語学習に関するものか、英語のニュースやインタビューです。
直接英語に関係ないけど必ず聞いているのが、「伊藤洋一のRound up world now!」です。なぜかというと私は金融関係に疎くて、少しでも知識をつけたいと思って経済評論家の伊藤洋一さんのこの番組を聞き始めたんですが、今は純粋に面白くて聞いてます。知識がついた、とまでは言えませんが、日銀、ダウ、黒田総裁、乱高下、なんて言葉にも抵抗はなくなってきました。
さて、podcastですきま時間を埋めるといいましたが、私にとって家事をしている時が最もpodcastを聞ける時です。今はワイヤレスイヤホンを利用している人も多いと思いますが、私はもっぱらウォークマンのNW-WS610シリーズ
を愛用しています。このウォークマンはスマホと繋ぐわけではなくて、この機器で完結しています。イヤフォンにすべてがついているので、ワイヤレスとは言わないと思いますが、もともとはジョギングや水泳をしながら使用できるようにつくられたものです。曲内早送りができない、曲名の表示ができない等少し不便なところもありますが、もうすっかり慣れてしまったので、podcastながら聞きならこのウォークマン、という形が私の中で定着しています。
明日も続けてpodcastについてお話します。
オンライン英会話ってどうでしょう? その5
どんどん続いてしまっているオンライン英会話体験記です。
今日は先生選びに時間がかかる、というお話です。
始めたばかりの頃は手探りですから、「予約・講師検索」というページで「ビジネス英会話、講師歴3年以上」などの条件をつけて検索すると「4.93、4.90、4.89…」といったふうに講師のランクが高い順に条件に当てはまる先生が表示されます。その中で先生を選び、その先生が提供しているレッスンから希望する時間帯を選ぶわけです。
そこで「この先生いいな」と思うと、とりあえずその先生のページに行って、「評価・コメント」をクリックしてみます。そうすると★1~5の評価と受講した人のコメントが見れるんですが、レーティング自体は高くても★1が二桁もあったり、そこまででなくても、ものすごいキツイコメントがあると「ええ…」と選ぶのをためらってしまいます。
また「先生自体は悪くないけど、通信状況が悪すぎ」「ブチブチ切れてレッスンにならない」なんてコメントがあると、やっぱりこの先生は止めておこうとなりますね。実際何度か通信状況が悪いレッスンを経験したのですが、時間ももったいないしストレスを感じます。
そうやってコメントを読んだりしているうちに、どんどん時間が経ってしまうし、やっと決めても、もう自分の希望する時間帯が他の人に取られてしまっていて、やり直し、となってしまうわけです。また講師のショートビデオで話し方や発音なんかもチェックしてるとますます時間がかかります。
最近は「お気に入り」登録した先生をリピートして選ぶことが多いので、先生選びに時間を掛けることは減ったのですが、それでもお気に入りの先生の中に自分の希望する時間帯にレッスンをしている人がいないと、先生探しの旅に出ることになってしまうのです…。
それと高評価の先生だからといって、必ずしも自分に合うとは限らないというのもありますし、なかなか難しいところです。またたまたま用事ができてしまい、その先生のレッスンをキャンセルするということが重なってしまうと「もしかして怒ってないかな?」なんて考えてしまって、ちょっと足が遠のくこともありますね。
けれどすばらしい先生に出会えたときは、充実した時間を過ごせるので、先生選びは最も重要なポイントだと感じます。